1.初心者の悩み

キャンプを始めるにあたって絶対必要になる「照明の選び方」について、私の持論を展開します。

 キャンプを始めようと思って、いざお店に行って探してみると「ガスランタン」「ホワイトガソリンランタン」「LEDランタン」など・・・・いろいろあってパニックになりますよね。どうしてもキャンプの経験がない時には実際の使用シーンが想像しにくく、適切な判断をするのは困難です。

 実際どれを選んでもそれぞれにメリット・デメリットがあるので正解があるわけではありませんが、初心者の方の状況を考慮して最初の1個目として買うのにふさわしいもの、もし過去の自分にオススメする場合の回答は明確にあります。

2.結論

まず結論は以下のとおりです。これだけだとよくわからないと思いますので順を追って解説します。

「LED電気照明 + ろうそく併用」

  • 予算は1万円程度
  • 利便性・安全性が圧倒的
  • 今後のレベルアップ・キャンプ以外の使用等も考慮

3.根拠の整理

1)候補の洗い出し

 まず照明の候補としては大きく分けて3種類がありますが、「ガス」「ガソリン」は屋内での使用はNGです。(一酸化炭素中毒とかの危険があるので)

  • 「ガス」
  • 「オイル(ガソリン・灯油)」
  • 「電気」

つまり、テント内でも使用可能なのは「電気」のみです。

というわけで、結局テント内用に電気系の照明は最低限1つは必要。だったら最初に買う照明は電気にしておけば、テント内・外兼用で、1個でことたりるのでは?というわけです。

したがって、この消去法だけでも最初は電気にしておいたほうが良さそう。ということはなんとなくわかると思います。

2)比較検討

■価格相場(本体)

  • ホワイトガソリンランタン:15000~20000円
  • ガスランタン:10000円
  • 電気(1000ルーメン以上):充電式だと10000円、電池系だと4000~5000円

→ホワイトガソリンがやや高めという印象。

■ランニングコスト

  • ホワイトガソリンランタン:1泊あたり200円~500円くらいか?
  • ガスランタン:1泊あたり200円~500円くらいか?(OD缶1本くらい)
  • 電気(1000ルーメン以上):充電式だと結構安い、電池系だと400円くらい(単1電池4本以上で2回くらい使える)

→どれも1泊数百円はかかるが、電気の充電タイプなら結構安い(計算は割愛)

■メンテンナンス

  • ホワイトガソリンランタン:ホワイトガソリンの定期購入、マントルの交換など
  • ガスランタン:OD缶を定期購入
  • 電気(1000ルーメン以上):充電式なら充電、電池系なら電池の購入

「電気の充電式」なら家でコンセントに差すだけ。それ以外は燃料のストックが必要。特にホワイトガソリン・ガスはアウトドア用品店やamazonでないと入手しにくい。

3)まとめ

 上記の比較の結果、「電気(充電式)」は本体価格はやや高いものの、ランニングコスト・メンテナンスがほとんどないので良い選択肢に感じる。特に初心者の方は他のキャンプ道具の準備で忙しい中、電気の照明なら扱いが簡単なので、余計な手間・トラブルの発生が起きにくくて良いと思います。

4.LED電気(充電式)について

 少し前までは電気の照明といえば、電池をたくさんいれて使うランタンが主流でしたが、最近では直接充電できるコンパクトな照明(ルーメナーなど)が新しく登場してきました。これで各段に性能が向上しました。

 ※どうしても電池で使うタイプのランタンだと、「重い」「大きい」「電池が弱くなると暗くなる」「電池のランニングコストが高い」というデメリットがありました・・・。

充電式のメリット

  • コンパクト・軽い
  • 家で充電するだけでOK(ランニングコスト安い&買いに行く手間不要)
  • バッテリーとしても使用可能(携帯・カメラの充電できちゃう)

→コンパクトなのでキャンプ以外の場面でも気軽に使う気になります。(夜釣り・防災・花見などのレジャー等)

明るさの目安

 電気系の明るさについてはルーメンで表記されていることが多いです。キャンプでメインとして夜に使うには、最低1000ルーメン以上が一つの目安です。ただし、1000ルーメン1個だとぎりぎりなので、本当は、1000ルーメン以上のメイン + サブくらいが過ごしやすいです。

光の色温度に注意

 LED電気タイプの照明を購入する際には光の温度に注意が必要です。ここを間違えるとキャンプの雰囲気が台無しになります。真っ白な光だと一気に現実に戻ります。「温かい感じ」の光のものを選びましょう。最近では色温度の調整ができるタイプが多いです。

 ルーメナーの場合は3000Kのオレンジ色にできます。一応キャンプの雰囲気を壊さない程度の温かみはありますが、ガス・ホワイトガソリンのおしゃれな光には勝てません。こればっかりは仕方ないですね。

5.電気の弱点克服

おしゃれな雰囲気では勝てないが・・

 これまでに紹介した電気照明(充電式:ルーメナー等)は無機質な見た目でそこまでおしゃれではないし、明かりの雰囲気もランタンには勝てないです。一応オレンジ色の光にできるのでマシですけど、やっぱりランタンの炎の揺らめきとかとはレベルが違います。

 キャンプはロマンなので、やっぱランタンの炎の魅力は捨てがたいです。だから余裕ができたら、ガス・ホワイトガソリンのランタンに手を出すべきだと思います。そしたら電気照明は室内用とか、予備という感じにシフトしていけばいいと思います。で、そうなった時にあんまり大きいと面倒ですよね? でも電気照明はコンパクトだし、充電するだけでいいの気軽に持っていけますよね。だからその時こそ、サブとしてこそコンパクトである電気照明は非常に優秀なんです。

→このように、いずれ別の照明にステップアップしてからも無駄にならずに使い続けることができるので、電気照明(充電式:ルーメナー等)は最初の1個目の照明としてふさわしいと言えます。

私はLUMENA7を使っていますが、別に他のメーカーの似たような商品でもそこまで変わらないと思います。
■LUMENA7(amazon)

暫定案

 以上の理由からルーメナーがすごくおすすめではあるものの、ランタンにくらべるとどうしても雰囲気で劣ります。そこで暫定的に弱点をカバーするために「ろうそく」を併用して、間接照明的に使うことをお勧めします。ろうそくの明かりって結構おしゃれなので、うまくつかえばランタン無しでもいい雰囲気を演出できます。

 どう使うかというと、例えば晩御飯を食べ終わった後みたいな、そんなに明るくなくてもいい時に、ルーメナーの照明を抑えめにして、焚火とろうそくの明かりで過ごしたりするとだいぶ落ち着いた雰囲気にできて良いです。(ちなみにろうそくはIKEA、ニトリ、百均で売ってる低いやつが使いやすいです。グラスとかに入れるとおしゃれだし、風よけになります。割と長持ちするし。)

 しばらくはこのスタイルで十分楽しめると思います。キャンプを始めたばかりの時って他にも買いたいアイテムがいろいろあるので、なかなか照明ばっかりにお金をつぎ込めないと思います。だから慣れるまでは簡単でコンパクトな照明のほうがやっぱ楽です。だからこそ、ルーメナー、おすすめです。

Youtubeでは実物で解説しています。